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映画の魔法

映画の魔法

向島:兼吉バス停内

「この地図は映画の撮影に使われた架空の・・」という内容の小さな表示が下の方になければ、観光客は普通に「ふんふん、今はここで、御調島までフェリーがあるのか」と思うでしょう。実際「御調(みつぎ)」という町名はあるので、違和感のない名前ですが、この地図は生口島から南が現実とまったく違います。映画の中ではフェリーで行ける「御調島」という島に良い温泉宿があることになっているので、行ってみたいと思われるかもしれませんね。

でも"御調島"は無く、宿の部屋は千光寺山の料亭、風呂は岡山にあるホテル。「あした」は本当に手が込んでいて、学校だけでも「廊下はここ、門は別の小学校」と、良い絵を撮るためにあちこちの学校を合体しているそうです。尾道じゅうの風景が頭に入っている大林監督でないと出来ない仕事でしょうね。

地図の下にそれらしい企業の広告も並んでいます。実は大田さんの会社の名前が入っているのですが、「映画の中では峰岸徹さんがその部分に寄りかかってしまったので、出てこなかったんだよねー」と大田さんはちょっぴり残念そうに笑っていました。宣伝のためではなく、記念になりますからねー。