尾道大橋の向こうに尾道の町が見え始めます。林芙美子の「海が見えた」という言葉が、まさにピッタリの場所です。
手前が1968年に開通した尾道大橋。今は広島県が管理しています。
自動車にとっては有料道路になっていますが、歩道があって人も渡れます。車で行くと向島(むかいしま)側に渡ったところにパーキングエリアがあるので、そこに停めて橋を歩いてみることが出来ます。歩道が本当に狭いので気をつけて。
自転車は歩道が狭すぎて危険なのと、平地から言えば相当の登り坂となり無駄に疲れるので、渡船で渡るべきでしょう。ただ「ここを渡っても違反にはならない」ということだけは言えますので覚えておいても良いかも知れません。今のところ通行料10円かかります。徴収の手間賃も出ないような・・。渡船がない夜中には大変重要な生活道路となります。
蛇足ですが、ここを無料に出来ない1つの原因が渡船との関係です。ここが無料になったら渡船利用の車が激減することが考えられ、そうなると渡船の経営が困難となるというのです。
渡船の値上げや、万が一廃止などになったら、車を持っていない人が生活の足を奪われる結果になります。そうなるとそれを防ぐため県や市が補助をする事態になることも想像されます。
渡船も橋も無くせない、という前提に立つなら、誰が維持費を負担するのかという問題になるのは当然のことで、利用者なのか市民全体なのか、その妥協点を見つけなければならない日が近いうちに来ることになりそうです。
向こう側の新尾道大橋は橋脚が各岸に1本ずつの綺麗な斜張橋。尾道大橋と同じ高さなので、町から見ると重なって見え、出来る前に想像したよりは景観の邪魔にならなかったですね。
尾道大橋は放射形斜張橋といって、塔のてっぺんからまとめて出ているワイヤーが橋の要所に向かって伸びている形。新尾道大橋はハープ形斜張橋といって、塔から橋にハープの弦のように平行したワイヤーが並んでいます。だからライトアップすると綺麗なのですね。
1999年に開通した高速道路、西瀬戸自動車道、愛称瀬戸内しまなみ海道の本土側1つめの橋。平行して尾道大橋があるので、この橋には歩道や原付が走れる道が付いていません。
これが出来るまでは、尾道大橋を歩くと尾道の町全体が見下ろせたのですが、今は隙間から覗くような感じになりました。