銀座に残る建物
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日本橋三越本店で展覧会を見た帰りに周辺をぶらぶら。威風堂々の三越新館だ。新しい建物だが、あとで出てくる銀座店と違い、柱の形態などでクラシックな感じを出している。
紳士服コーナーなどをグルッと回ってみたが、私のような者は対象にしてもらってない感じで早々に退散。5千円の商品券を持っていて「ちょっと引っかけるシャツぐらい」と思ったら、買える物がまずない(苦笑)。通路からちょっと洋服を覗いただけで店員が寄ってくる感じも私には合わない。要は客層が違うのだ。ベテラン店員が寄ってくるぐらいでビクともしない、堂々と生きている人のための店。買い物にお得意様係がついて回りそうな老舗百貨店の本店は、ちょっと歩いてみただけでも雰囲気が違うものだと知った。私はやはり新宿の地べたをうごめいているのが似合った人間だ。
レトロ調のサインのあるここは、地下への階段の入口かと思ったら地下行きの小型エレベーターがある。B1の売り場と改札口の階だけに停まる便利な口。
三越の向かい側の路地にあるミカド珈琲店日本橋店に寄る。軽井沢にもあるこの店は、1階がスタンドでセルフサービスの安いバージョン、2階から上が通常の喫茶店。
せっかく来たので豆を買って帰ろうとお薦めを聞き、創業60周年記念でブラジルから生豆を真空包装状態で運んできたという「記念珈琲」200gを買った。帰って飲んだらかなりの深煎りで、苦みと酸味・コクもあってかなり濃厚な旨さだった。朝昼のコーヒータイムより、夜にゆっくりと味わいたいような。
地下鉄で銀座にやってきた。勤め人時代に慣れた町なので、新宿ほどではないが落ち着く好きな町。三越が新装なって外壁がガラス多用に。銀座は日本橋と違って、まわりがすっかり現代的なビルに変わってきたので、それに合わせたような感じ。しかしべったりガラスではないこの感じ、明るく軽快感もあるが高級感もあって好きだ。
銀座に来るとこの向かいにある山野楽器に寄る。CDや楽器を見てまわるためだが、普段はAmazonやHMVなどで買っている私も、2階から上のCDコーナーの落ち着いた雰囲気でジックリ選んでいると、何か格調高いものを聞きたくなるから不思議。で、試聴コーナーにある、普段あまり聞かないものを買ってしまったりする。
今回はリベラの「新しい夜明け」。エンヤの曲やバッハなどを涙ものの美しいボーイ・ソブラノで聴かせてくれるグループというか合唱団だ。前半は選曲が売れ線を狙いすぎの感もあるけれど、カッチーニの「アヴェ・マリア」などは天からの声。3曲目の「G線上のアリア」ぐらいでもうすっかり気持ちが優しくなって、心まで綺麗になったような錯覚に陥った・・
楽器にしても、店に詰め込めるだけ詰め込んだ安売り店で眺めるより、ずいぶん高級感がある。まあCDも楽器も同じ物なら出てくる音が同じなんだから安い方が良いのだけれど、安売り店で買った楽器は有り難みが薄いような感じがするのも否めない事実で・・
山野楽器をヤマハだと思っている人は昔から結構いて、この日も携帯で「今ヤマハだけどー」と電話している女性がいた。ヤマハ銀座店は別に存在するから、待ち合わせの時はお間違えなきよう。
トヨタ・パブリカだ。1970年前後の車なので40年ぐらい経っているのではないだろうか。キレイに乗ってるな-、バンパーがキャシャだなー、などと・・。ネットで調べてみたら、中古価格が高いのに驚く。スポーツカーでもないのに、プレミアが付いているらしい。これも昭和ブームの一貫かな?
更に驚いたのが、ここではモザイクがかけてあるが、ナンバーだった。昔のトヨタのカタログに載っていた車のナンバーにとても近い番号だったのだ。1度も車検切れすることなく登録陸運局も変わらず維持して番号がオリジナルのままだったとかいうことなのか、それとも偶然なのか? あ、最近は希望の番号も取れるんだっけか・・
松屋銀座はだいぶ前にこの様なガラス調になった。白とガラスの組み合わせが、何となくiMacカラーみたいでもあり、向かい側のAppleストアと似合っているのは偶然だろう。
日本橋は伝統、銀座はシックに、それぞれのカラーの違いが顕著で面白かった。
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名古屋ではネジネジビルを建てているモード学園、東京ではこんなビルを建設中。同時に2つ建てるとは凄い。名古屋はスパイラルタワーズという。「ズ」・・複数?
根っこに玉がある。有り難がって拝みに来る人がいるかもしれない。江戸の建築やファッションは「裏地のオシャレ」とか、見えないところに良い物を使ったりするのが粋だったそうだが、この学校の方針は変わっていることが重要なように見えてしまう。というのが、東京と名古屋のビルを見た印象。完成予想がこちら。別に入れ物が変わっていなくても個性的な教育は出来る気がするが、とにかく学生さんにはビルに負けない自分の個性を育てて欲しいと思う。
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向こうに商店街が見え、ビルがトンネルのようになっていたので変わってるなーと思いながら中に入っていくと、ビルの中庭に入ったような変な気分になった。
で、地図で見ると、本当に中庭。普通はこの入口にドアか何かあって、入っていくとテナントが並んでいるものだが、なんだか大らかな造りだった。
しかし2階の美容院、なんて読むのかな 「愛 髪 夢」
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明治屋京橋ストアーに行く。粒の大きなスペインのオリーブをここで買うと、「スーパーで買ったのとちょっと違うよ」という気がするのは、海外製の品揃えもさることながら、やはりこの建物の重厚さが効いているのかなと思う。京橋、日本橋と名の付くところで買い物をしたという実感を味わえて、これも大きな付加価値だと思う。
看板があるのは当たり前だが、建物自体にMEIDI-YAの刻印があるところがちょーかっこいー。テナントビルじゃ出来ません。1933年に竣工したそうだ。そういえばこのお店はMEIJIではなくてMEIDIなんだなあ。
その脇道から東京駅方向を見れば、建てている・・ノッペリと背が高いだけのビルを・・
この風景を見て老舗頑張れと言いたくなった。
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戦災に遭い、また開発の進んだ東京で古い建物を見つけるのは難しくなってきているが(それだけに、見つけると嬉しいが)、尾道では「今のところ」たやすい作業だ。ただし、手間とお金をかけて保存されているのは今回のような病院や店や旧家など限られているので、古い家の写真はどんどん撮っておかないといけないかもしれない。一般民家に保存を期待するのは難しい。
大正末期の建築だそうで、広島県の近代化遺産<clickに指定されている。立派に現役で、傷みも見えない。医院で一般人が出入りしているので、ことわって入口からちょっと覗かせてもらうぐらいは出来るかもしれない。隣の3階建てもなかなかだ。
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ライトアップされた日本銀行旧館。新しいビルの多いこの周辺では異彩を放っている。
この高さの建物だと「あの階は、あの部屋はどうなっているのだろう」という好奇心が湧き、3階の窓から顔を出す自分なんてものが想像できるのだが、30階建てぐらいになるともうそれぞれの階への好奇心も想像もなくなってしまう。これは「縦」もそうだし、横に何十軒も同じような形の住宅が並ぶ新興住宅地でもそうで、どの家に帰っても同じ様な感じがしてきてしまう。私が整然とした町よりグニャグニャ道が曲がった町の方が落ち着くのは多分そのせいだ。
手前の三井本館と、高層の日本橋三井タワー。三井タワーには三井記念美術館があり、来年1月から予定の「日本橋絵巻」は興味をそそられる。上階は超高級ホテル。
一人ミレナリオ三越日本橋。
東京駅丸の内の東京ミレナリオが今回で休止になるということで大変な混雑である。並ぶ元気のない人はこちらを見ると(違うな)。
三井本館の前にある「三井越後屋ステーション」。なかなか面白い施設で、従来地方都市にはあったような地域興し施設といえそう。日本橋の老舗の商品を置いていたりカフェがあったりステージがあったり。この日はジャズのライブが始まるところで、サックスとベースが軽く音合わせ。外のスピーカーでも流しているオープンぶり。私は「玉ひで」の軍鶏カレーとMIKADOのコーヒーを「日本橋土産」として買った。東京にいて完全に観光気分になってしまった。
三越ばかり宣伝しているわけではないが、新館が出来て初めて行ったので1枚。この一角、風景が変わった。
そして日本橋。きれいなライトアップも高速道路で台無しだが、照らさないとよけい目立たないから仕方ない。高速道路の底面に下を照らす照明が点いているのが、更にライトアップを邪魔しているように見える。ライトアップが暗い場所でこそ活きるのは誰が考えても当然だと思うが。
いっそ上の高速道路を光沢のステンレスで被ってこちらの風景を映し込んでしまえば、意外とカモフラージュできるのではないだろうか。狭い部屋に鏡を置くような効果で。一部の方には光学迷彩のような効果といえば通じるかも。
まあいずれ高速道路を地下にするとか、そちらの方向でお願いしたい。人口が減れば自然と交通量も減ってくるはずだから、数十年後にはいらなくなったりして?
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ここのリンク集にもある「漂泊のブロガー2」に連動?してみた。あちらのMは高さが不明だが、こちらは普通に住める大きさの家。場所は山口県とだけ書いておこう。
同じ様な色の家が並んでいるが、手前の1つだけM型。M型のと、右中段の白い線が入ったように見えるのだけがトタンで出来ていて手作り感がある。
壁も変化に富んでいる。真後ろの家は壁板が縦に並んでいて、その右の家は横に。その後ろも屋根の色が違うし、似たトーンなのに同一仕様の家がなく、勝手勝手な方向を向いて建っている。
M型屋根だとドッと降った雨が建物の前後に飛び出ていくのでは。もし後ろの建物とくっついているとすれば、手前にだけ雨水が集中して放水されることになるので通潤橋状態になるのではと心配になるのだが、余計なお世話だ。
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それほど見つけにくい場所でもないので穴場とかとっておきという言葉が合うか分からないが、ここしばらく無かった良い喫茶店との出会いがあった。
茶房「喫茶去(きっさこ)」。
以前から気になっていたが、気取った店だったらいやだな などと思ったりしてちょっと敷居が高かった。しかし入ってみたら気さくなご主人がやっている素晴らしい店だった。
「喫茶去」は喫茶・去ではなく、ご主人によれば「どうぞ入ってちょっとお茶でもいかがですか」といった感じの1つの言葉なのだそう。禅の言葉らしい。「決して"飲んだらサッサと去れ"という意味ではないのでゆっくりどうぞ」と笑いながら話して下さった。
気になる建物だが、民家をレトロに改造したのかと思ったら、なんと50年ぐらい前から本当に喫茶店としてあったのだという。今は閉鎖してあるが、店内には2階に上がる階段もあり、入口から入ってすぐ上を見上げると、吹き抜けから2階席の柵が見える。内装も殆ど当時の壁に"味"が付いたものだという。天井も凝っているので、最近レトロモダンに改装したのかと思ったが大した物だ。
当然喫茶店として誉めているのだから、コーヒーの味も良かったのだ。600円するのだが、Cafe杏奴と同じように注文があってから豆を挽く。沸いている湯を別のポットで冷ましてから丁寧にネルドリップ。
味は今どきには珍しく酸味のあるもの。深煎りと浅煎りが選べるが、私の選んだ深煎りは、その酸味と苦みの加減が懐かしい感じだった。昔の本格的喫茶店の味。イタリアンな味に飽きて「昔はこうじゃなかったのに」という方には特にお奨め。次に行ったら700円のアイスを飲んでみたい。
ここのアイスのミルク入りは、アイスオーレではなく「アイスミルクコーヒー」と書いてあったのも懐かしかった。紅茶は700円、手作りケーキが300円。
古いジャズ・ボーカルがキチンとした音で流れていた。ゆっくり本を広げるのが似合う店であり、町である。
千代田区神田神保町2ー24
大ざっぱにこのこのあたり↓(ブロックが違うかもしれませんが、この並びには間違いありません)
http://kokomail.mapfan.com/receiven.cgi?MAP=E139.45.36.8N35.41.39.4&ZM=11
12時から20時 日曜祝日休み
昨日書いた「天麩羅いもや」から北(水道橋方面)へ少し行った右側。
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東京駅も建て直し計画が迫っている。ご存じの方も多いと思うが、四角いビルにするのではなく、1階増やして本来の東京駅の形に戻るようなイメージらしい。これにはビルにすることに反対をした多くの"保存する会"の力が働いている。
この日は丁度丸い月が雲間にあった。
これが昨日書いた"新丸ビル"の跡に建設中のビル。向こうが先般出来た丸ビルだ。駅前広場の工事も同時に行われていて大騒ぎの状況。これで東京駅まで壊し始めたら、いつ終わるんだろう的な大工事になるだろう。完成予想図がこれ<click
東京中央郵便局もレトロな味わいを残す数少ないビルになった。こんな一等地に配送センターを置いているのも国営事業だったからだが、民営化されてこの土地に税金がかかるようになったらどうなるか。莫大な固定資産税を払いながらトラックの車庫のままにしておくのか?そんな問題もはらみつつ、ラーメン屋さんは健在。
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左は丸ビル内のクリスマスツリー。まだ本番までだいぶあるけれど、1か月前からが常識になってきた。
右は丸ビルから皇居側に出た道。ブランドショップが並び、年末には東京ミレナリオの電飾が飾られる道だが、もうすでに違う電飾があってきれいだった。
こちらは大きな書店「丸善」が入ったことで話題になった「oazo」。小さなビルではないのだが、上から見てT字型になっていることや、建物がほかの建物の陰になった部分が多いので小さく見える。
丸善も広いらしいのだが、割合通路が狭い印象があるのと、エスカレーターの陰の部分に狭い売り場があったりして、あまり広い感じがしない。(あくまで印象)売り場が四角でないから、ジュンク堂のような図書館的な並べ方は出来ないかもしれない。
ここから永代通り(東京駅から見ると裏側)に出ると地下鉄の大手町駅が近くて便利。
赤煉瓦の夜景は本当にきれいだ。門司港も横浜もこういう建物を大事に使っている。耐震的に難しい面もあろうが、やはり残っていて嬉しい建物である。
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新宿区の中井は自宅に近いこともあって、林芙美子記念館が公開されて間もなく訪れた。西武新宿線を中井駅を降りると周辺の道は"駅前"というには驚くほど狭い。地図で見ると山手通りが交差しているのだが、山手通りは"上空"を通過しているだけで、駅から山手通りに行くのは案外遠回りを強いられたりする。
今はそんな狭い駅前道路に地下鉄大江戸線の入口が出来て、いきなり都庁や六本木や汐留に出られるようになった。開通当初は商店街で記念セールなどやっていたものだ。
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駅から北側は台地になっている。一の坂、二の坂・・という名前の坂道が並んでおり、その1つに林芙美子が晩年を過ごした家が玄関を向けている。当時は旧住居表示で下落合と呼ばれていた。尾道でも展示されていた林芙美子宛書簡の宛先が下落合だったが、現在の下落合ではないことはあとで知った。ここはまるで少女期を過ごした坂の町、尾道の風景を思い出すために芙美子が選んだような場所である。
もっとも林芙美子の一家の尾道時代は大変貧しく、海岸に近い狭い下宿のような所に住んでいた。今でもその家は保存されていて、尾道の商店街の「茶房芙美子」の奥にあるが「こんな所に3人で」と驚くほど狭い。そして当時、山の中腹には豪商の邸宅など、どちらかといえば裕福な層が住んでいた。それも現在残されていて「文学の館」になっていたりする。
晩年の中井の家は、そういう坂を上がる途中の、尾道なら裕福な人の住んでいた場所に似ていると私には思える。ある意味あこがれ、目標としていた場所ではなかったか。
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本来の玄関は閉鎖されて、入場者のための入口から入っていく。
左は茶の間。右は書斎。書斎は間口が狭いので、舞台「放浪記」(森光子さんの)のラストシーンの部屋は茶の間のイメージに近いが、この2つの部屋のイメージを合わせたということかもしれない。無論舞台装置はあくまで芝居に都合良く作られたもので、実物と比べて寸法がどうとか言うことに意味はない。舞台装置も雰囲気がよく出ているので、舞台を見てから訪れた方は感激もひとしおだろうと思う。
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入場時にもらえる資料などによると、工法や材料に関して、本人も大変勉強をして、1つ1つ良い物を注文していったらしい。ただ日本の木造建築の素晴らしさだと思うが、成金趣味的な華美さが直に感じられることはない。見る人が見れば、良い物が使ってあるなと分かる、ということ。狭い部屋にシャンデリアが掛かっているような趣味の悪さがなく、庭も落ち着いたもので、「林芙美子の家だった」という以外に、素晴らしい日本家屋としてだけでも保存の価値が十分にある。
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昔、家の入り口にガス会社やら、色々なプレートが貼られていたのを思い出した。「この家にはガスをひいてあるから料金を取りなさい」みたいな目印だったのだろうか。
右は林芙美子の夫で、記念館になる前まで住んでいた画家、緑敏氏のアトリエだった部屋で、今では資料展示室になっている。置いてあるピアノは、芙美子の養子の男の子に習わせていたものだそうで、当時の写真が置いてある。芙美子は、その子がまだ小さいうちに亡くなってしまったわけで、幸せだった期間があまりにも短く悲しい。
この家に来るといつも考えてしまう。芙美子は「幸せ」のモデルを持てないまま大人になって、最後まで「こうすれば幸せになるかもしれない」と色々試していたのではないか。お金を得れば、結婚すれば、子供を持てば、家を建てれば・・。自分の体のことも省みず、がむしゃらに働いて、おそらくそのせいで急死した芙美子が、この部屋で「幸せになったな」と感じた瞬間が少しでもあったと信じたい。子供に買ったピアノを見ながら、そう思わなければ悲しくていられない気持ちになってくるのだ。
小金井公園の中にある江戸東京たてもの園。行くたびに建物が増えているが、広い場所に町が出来ていくようで楽しい。交番あり、銭湯あり、色々な店や民家が住宅地、商店街という感じで、分けて建てられている。
それぞれが再現ではなく、本物を移築しているのだから見ごたえ十分だ。特に休日には各種体験教室、展覧会などやっているので、ホームページでチェックしてから出かけるのがいいだろう。ちなみにバイク駐輪無料。四輪駐車場とは別になっているので、入口に駐車待ちの車が並んでいても、横をすり抜けてOK。>公式ページ
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都電で到着、ではない。固定してあるが、停留所があるので、いかにも発車しそうだ。乗り込むことも出来る。
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ボランティアなのか、いろりを炊いて説明などしている方がいた。同じ農家で、子供たちを対象にした風車作り教室も。
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オシャレな洋風木造住宅。この家は今でも普通に住み心地が良さそうだった。
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文房具屋さんには壁一面に細かい引き出し、そして天井にも棚が。主に筆を扱っていた店らしい。
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「千と千尋の神隠し」で登場した建物の素材となった銭湯だそうだ。ほかにも「千と千尋..」のモチーフになった建物がある。
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小物や照明も色々あって、外観もインテリアも、一軒見るのになかなか時間が掛かる。
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民家の庭には花も咲くので、季節によって違う表情を見せる。小金井公園自体が緑いっぱいなので、歩いていて本当に気持ちがよい。
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風車や竹馬、井戸。"ゲーム"でなくても子供たちが楽しそうで、見ていて嬉しくなる。こういう笑顔を子供に与えている親を誉めてまわりたいぐらいだ。
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さて電車に乗って帰るか・・(クドイですが動きません)
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