尾道 国道にある井戸
道路や線路脇にお地蔵様がある時はそこで起こった事故の慰霊だったりしますが、こちらの場合は隣にある井戸と関係があるんじゃないかと想像しています。本当のところはどうなのでしょう。尾道の他の場所にある井戸には、仏様ではなく神様が守っている場合が多いので、疑問点もあるのですが。
そもそもこんな場所に井戸があること自体が不自然な話で、きっと線路が出来る前から町の中の井戸としてあったのではと、これも想像です。国道2号線も無かった時代からあるのではと。
ただでさえ狭い歩道に、あとから歩行を邪魔する形で井戸なんか掘るわけないですから、多分、道がこんな形になる前から井戸があったというのは当たっていると思っています。昔のことに詳しい方に訊いてみたいところです。
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コメント
尾道の平地は、そのほとんどが埋立地だったので、あまり良い水が出なかったそうです。
それで良い水の出る山麓の井戸が、とても大切にされたわけですね。
「二階井戸」なども、そういった知恵の跡です。
商店街付近の路地裏など、注意深く観察すると、けっこう井戸が残されています。
そしてその脇には、必ずと言っていいほど、お地蔵様が祀ってあります。
投稿: しまなみ大統領 | 2009.06.29 20:29
井戸というのは確かにいざというとき役に立ちますが、それにしてもこの場所に残した地元の方の思いは強いものがあるのでしょうね。
お地蔵さんもありましたか。水尾井とかは神様がいらっしゃってお祭りがありましたけど、今年はお祭りが中止になりましたね。若い住民が減ると運営が続かなくなるお祭りが出たりして寂しいことです。
投稿: おのふみと | 2009.06.28 05:43
この国道沿いにある井戸は、もともとこの場所にあったものが、山陽本線や2号線が出来るときに取り残されたもののようです。江戸時代の尾道の絵を見ると、千光寺山の麓に、いくつもの大きな井戸が描かれているので、この井戸もそうしたものの一つではないかと思います。
現在はJRと2号線で分断されている場所も、他と同じようにお寺や街が続いていたわけですね。
ちなみに商店街付近の井戸には、傍らにお地蔵さんが祀ってある所が多いです。
投稿: しまなみ大統領 | 2009.06.27 19:41