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2009.06.04

尾道の映画館とラーメンとガメラ

Blog523a 駅から西に行ってすぐ、去年「シネマ尾道」としてリニューアル・オープンした映画館に出会う。尾道で最後の映画館の灯が消えてしまい、それでは「映画の町」としてあまりに寂しい悲しいと、若い人達が集まって勉強しながら古い映画館を改装、上映機器も揃えて始めた。6月2日付の山陽日日新聞で、森崎東監督(「男はつらいよ フーテンの寅」「時代屋の女房」「美味しんぼ」「ラブ・レター」等々)も立ち寄ったそう。その前には大林宣彦監督の新作が上映され、監督や出演者の舞台挨拶もあった。

最近はDVDで食べている(採算を取る)と言われる映画会社だが、やはり監督自身は映画館で観てもらうのが一番嬉しいに違いない。繰り返し観られるDVDという「物」を買うのと、暗闇の中で作品の世界にひたる2時間にお金を払うのとでは、やはり意味が違う。発表の場まで足を運び、消え去ることにお金を払うのは、美術館で本物の絵を鑑賞するのと似ている。全国どこでも、映画館がなくなったら、絵画を「図録」でしか見られなくなるのと同じではないだろうか。

Blog523b 映画ではなく、なぜか"美術関係"の顔出し看板が・・

某モナさんも尾道育ちだから「モナつながり」とか(?)

でも、私はちょっとアドちゃん(らしき・・)になって、"関根勤気取り"になってみたい。(関根勤さんの水森亜土ちゃんを知っている人にしか通じない) 猫には顔が入りそうもないし。。

Blog523c ここ何年か、尾道に来て最初の食事は「喰海」のラーメン。海とラーメンが同時に楽しめる贅沢。店の人が感じよくて「帰ってきた」感じがするのも大きい。フレンドリーだが馴れ馴れしいわけでもないという、私にとって居心地のいい場所。
 
 

Blog523d 安くて普通のラーメン屋さんだ。「尾道ラーメン」が全国的に有名になったからといって、東京にあるような「こだわりのラーメン専門店」みたいな雰囲気の店は尾道では見かけない。餃子とチャーハンの付いたセットとかが普通にある店。

昼時はサラリーマンが多い。インパクトより、食べ飽きないのが魅力だ。特別という感じでもないのだけれど、写真を見ているとまた食べたくなる。

醤油味で東京の人間にも馴染み深い味なのだが、確かに純粋な東京ラーメンとはスープの香りが違う。やはり魚系のダシが使われているのだろうが、「魚入ってます」みたいな味ではない。昔(今はもうない)東京に「魚臭い」尾道ラーメン(と名乗る)店があったが、そんな店は東京でも尾道でも残れない。あの店のせいで東京の人は尾道ラーメンが嫌いになったのではないかと心配だったりする。(神保町交差点から水道橋駅に向かう途中にあった)

私はもちろん、他にも好きな店が複数ある。朱華園はもちろんのこと、つたふじとか他にも。ただ個人的に行列が嫌いなのと(その30分を散歩や知人に会うことに使いたい)、海の景色に代え難い魅力があって、最近ここに来てしまうのだ。

Blog523e そして食べ終わるとガメラと遊ぶ。もう何年経っただろう。お店では天候によって日に当てたり引っ込めたり、上手に飼っているらしく、やたら人なつこくて元気だ。

Blog523f 上から覗いていたら登ってきた。映画に出てくる大人のガメラと違ってクルクル回って飛び上がったりは出来ない。
 
 
 

Blog523g よいしょよいしょ。もう少しだ頑張れ。目一杯広げている手がカワイイ。
 
 
 
 

Blog523h 到着。お疲れさん。

お祭りで買ってきたとかいう話だったが、最初はこの6分の1ほどの大きさだったそう。どこまで大きくなるんだろう。その名に恥じない大きさになるんだろうか。火炎球とかで大好きな町を破壊しないように、途中で止まってもらいたい。

じゃ、元気でね。

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コメント

なんでも、最初の「転校生」が公開されたときは、「尾道の恥ばかり撮っている」と批判されたそうです。>大林監督
しかし「尾道三部作」のおかげで、尾道を訪れる人が増えて、最近は尾道の古民家に住みつく人も出てきているわけですから、大林監督の尾道に対する貢献は、絶大なものがありますね。

投稿: しまなみ大統領 | 2009.06.05 20:27

うえのさん、お陰様で12時前から1時ぐらいまで聞くことができました、有難うございます。

町守りの話は監督の持論なので今までも聞いたことがありましたが、それぞれの映画についてのエピソードが面白かったです。

「なごり雪」で女性がスクーターの事故で包帯だらけになっているシーンは「スクーターであんなになる?」というぐらい大げさになっていましたが(まあ、実際北野武さんもなっていましたから、運が悪ければなるんですけどね)元はトラックとの衝突の想定だったと聞いてなるほどと思いました。地元のショーヤンが「この町で大型トラックは不似合いでは」と言って、監督が「それもそうだ」とスクーターで走っていて猫を避けて転倒したことにしたので「ちょっと大げさな感じになった」という話でしたね。

大林監督つながりですが、今日「徹子の部屋」に「ガマの油 http://gama-movie.com/ 」を監督した役所広司さんが出ていて、自分の映画に小林聡美さんを使ったエピソードとして、「小林さんを初めて見たのが『転校生』で、すごく上手い女優さんがいるなと思った」という話をしていました。役所さんは大好きな俳優さんですが、私の中では役所さんと大林作品は結びついていませんでした。しかし「転校生」を見てると知って、余計に親近感が湧きました。

投稿: おのふみと | 2009.06.05 16:32

こんばんは。
今NHKのラジオ第2放送「ラジオ深夜便」で大林監督が出演しておられます。
尾道の「皺」を撮ろう。
町守りの映画を撮ろう。
それが尾道三部作の始まりだった・・・云々のお話が面白いです。
大林監督の語り口は「聞かせ」ますね。

投稿: うえの | 2009.06.04 23:35

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