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2009年6月

2009.06.28

尾道の朝の定番

Blog536a グリーンヒルホテル尾道を出て駅に向かう歩道橋。

これを渡った正面にあるのが・・
 

Blog536b 尾道浪漫珈琲だ。

駅前に向かって広く開いた窓から朝の太陽が差し込み対岸の向島が見える、尾道の朝を感じるのに絶好の場所。
もちろんグリーンヒルホテルの朝食も、ロイヤルホテルの2階も、海の景色ならむしろ上なのだが、ここにはここの売りがある。

Blog536c Good morning! なモーニングセットがホテルの半額ぐらいなのもそうなのだが、(パンかワッフルか、卵料理は何にするか、飲み物はどうするかも選べて)・・・
 

Blog536d 目の前で煎れ立てのコーヒーを氷の上に注いでくれるアイスコーヒーが大好きなのだ。活き活きした香りで目が覚める。何という贅沢。旅先なので、ホテルとの数百円の違いより、コーヒーの美味さが大切。安くて美味いのだから言うことなし。店も綺麗だしサービスもきちんとしている。

そして私の趣向として、朝から地元のサラリーマンなどが訪れている店にいるという状況が、実は大好きだったりする。滞在者が静かに朝食を食べているホテルのレストランにいるより、朝の活気ある駅前の喫茶店で地元の人達に混ざってコーヒーを飲んでいるという状況が好きなのだ。これが私がここで朝を過ごすようになった一番の原因かもしれない。

窓が広くて煎れ立てアイスコーヒー。そうか杏奴と共通点があるんだなあ。

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2009.06.27

尾道 国道にある井戸

Blog535a 道路や線路脇にお地蔵様がある時はそこで起こった事故の慰霊だったりしますが、こちらの場合は隣にある井戸と関係があるんじゃないかと想像しています。本当のところはどうなのでしょう。尾道の他の場所にある井戸には、仏様ではなく神様が守っている場合が多いので、疑問点もあるのですが。

そもそもこんな場所に井戸があること自体が不自然な話で、きっと線路が出来る前から町の中の井戸としてあったのではと、これも想像です。国道2号線も無かった時代からあるのではと。

ただでさえ狭い歩道に、あとから歩行を邪魔する形で井戸なんか掘るわけないですから、多分、道がこんな形になる前から井戸があったというのは当たっていると思っています。昔のことに詳しい方に訊いてみたいところです。

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2009.06.25

尾道の渡船の船名表示

Blog531a 尾道と向島を結ぶ渡船は、どれも前後の区別が無くどちらにでも同じように動け、どちらからでも人や車が乗せられます

それで、この船はよく見ると

左の舳先に「第一しまなみ」右の舳先に「みなまし一第」 と書いてあります

船は進行方向の舳先から後ろに向かって文字を書く習慣がありますから、両方に進める船はこうなるんですね

ちなみにこの写真の時は、、右に進んでます

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2009.06.24

尾道で会った動物たち

Blog534a 「からさわ」でアイスモナかを買って
 
 
 
 

Blog534b いつもの突堤で「やっぱりコレだ」とご機嫌で食べていたら
 
 
 

Blog534c 大きな鳥が飛んできた

このあたり、カモメやハトは多いけれど、これはアオサギかな

そういえば今回、短時間の間に檸檬の樹でツバメを見て、町でハトとカモメを見て、鳥との出会いが多かった

あとはカメと猫・・ 小さなフグも可愛かった

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2009.06.23

尾道 "実は凝っている"看板

Blog533a うっかり素通りしそうになったこの看板。

普通に立体文字に陽が当たって陰が出来ているように見えますが、ほかの立体物を見ると分かるとおり、実は曇っていてこんなクッキリした陰は出来ないのです。

Blog533b 文字は確かに立体なのですが、陰は描いてあるんですね。いつ見ても左上から陽が当たっているみたいになるわけですが、陰の付き方がとてもリアルなので描いてあるように見えないですね。

私がこれを描くとしたら、暗い時間に左上から照明を当てて陰の部分をなぞると出来そうな気もしますが、その方法でこんなにうまく行くかどうか分かりません。

Blog533c 左の方にある石垣みたいに見える部分はセメント(モルタル?<建材には詳しくないもので)で作ってあるのでしょうか。かなり遊び心がある職人さんの作品みたいですね。

2階の窓も元は横長の1つの窓だったところをわざわざ板でつぶして、窓を3つ開けているように見えます。さりげないですが実はかなり凝っているということで足が止まりました。

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2009.06.22

NHK「街道てくてく旅」29日から尾道入り

NHKで放送中の「街道てくてく旅」。太宰府から歩いて春編の締めくくりは尾道。

29日の週は尾道から島に渡って向島(むかいしま)、因島、生口島を訪ねます。

その前週の金曜は三原もあります。

内容は以下から、番組表は右上「番組情報」から。

NHK街道てくてく旅公式ページ

関連地元新聞記事

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2009.06.21

尾道の渡船

デジカメで撮った動画をニフティの動画共有にアップしてみました。ココログに貼り付けて利用してもココログの自分の容量は食わないということなので、こちらに貼り付けてみます。撮影地:広島県尾道・向島(むかいしま)福本渡船場カメラ:Panasonic DMC-FZ18

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2009.06.19

尾道の猫

Blog530a 今回は"山手"の方に行かなかったので、猫にはあまり会わず。
 
看板猫かな。
 
 
 
 
 

Blog530b なんか用?

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2009.06.17

尾道の宿から

Blog529a 「ホテルが空いていなければ東京に帰ろう」と思いつつホテルに電話したら1泊空いているというのでチェックイン。尾道駅前のグリーンヒルホテル尾道。温かい色のインテリアがホッとさせてくれる。

個人的にこのホテルに泊まらないと尾道に泊まった実感が足りないと感じるほどになってしまった。景色と便利さと、ヨソからの訪問者には貴重な尾道ケーブルテレビが見られる点も・・

Blog529b ホテル廊下の東の端から。この景色が楽しめる東の端の海側角部屋(ツイン)というのもあるのだが泊まったことはない。

Blog529c 同じ方角の夜景(2階外から)
 
 
 
 

Blog529d 尾道の夜景に特別な仕掛けはいらないと思う
 
 
 
 

Blog529e 行き交う渡船を見ていれば
 
 
 

Blog529f 部屋からの夜景。

このブログのタイトル写真にも使っている風景だが、驚いたことに、数年前に撮ったタイトル写真とクレーンの位置が同じだ。前に停まっている船が違うため水に映った色が微妙に違うが。それ以来動いてないとも考えにくいから、これが固定する定位置みたいなものなのだろうか。

以前駅の左正面で行われていたライトアップだが、その造船所が閉めてクレーンが減ってしまったため、市の"夜景創出"に別の造船所が協力していて、それがホテルのちょうど対岸に当たっている。以前にも書いたが、ちょっと折り鶴を連想するのは私だけだろうか。

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2009.06.14

尾道 現役で嬉しかった喫茶TOM

(2010年現在、この記事にあるTOMは再び閉店しています。マスターはお元気で、息子さんの居酒屋「きっ粋」(尾道郵便局そば)で夜は手伝ったりしているらしいです。)

Blog528a こちらは何が現役だったかというと
 
 
 

Blog528b ぞう・・

まあ、どう見てもサトちゃんですが、この控えめな位置が、いつ見てもたまりません
 

Blog528c こちらも。動くかどうかは確かめていませんが、外にあるということは乗っても大丈夫ということでしょうか(大人はやめて..)。

向こうの「宅急便」の看板も負けないぐらい色あせてますが。
 
 
 

Blog528d というような話もありつつ、今回嬉しかったのは「TOMソーダ」が現役だったこと。そう、伝説の喫茶店(大林宣彦監督ゆかりの)TOM。

大林映画初期の地元スタッフであった例のマスターの2人のお子さんがそれぞれ独立した店をやっていて(もうお一人は魚のウマイ居酒屋「きっ粋」)、マスターは大抵「どちらかにいる」らしい。というわけで、必ず会えるわけではないですが、店の人(息子さんやお嫁さん)に会いたいと言えば呼んでくれるかも。わざわざ遠くから行ったら会いたいのが人情。

Blog528e 思い出帳に何か残しましょう。相変わらず尾道ファンの熱い書き込みもあって、ちょっと懐かしい感覚。
 
 
 
 
 
 

Blog528f 昼は喫茶、夜はお酒類を飲めて遅くまでやっているとか。"映画"の色が濃いのは、やはりTOMの名前が残ったこちらかな。いや、きっ粋で昔のアルバムを見たこともあったな・・。しかしTOMでマスターと飲んだら"尾道初心者"だった頃の感覚が取り戻せそう。

場所は以前CafeVAG(今は広島市)があった所。ロープウエイ乗り場やラーメンの朱華園などがある長江口に近い商店街で中国銀行の斜め前

大林映画ファンなら、俳優さん達との親交も続いているというマスター(大旦那?)と話せば一番の尾道土産になるはず。

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2009.06.12

尾道 商店街周辺の路地たち

Blog527a 商店街を歩くとき、お店を覗きながら歩くのは勿論だが、商店街から海側、山側に伸びた細い路地を見逃してしまっては、商店街の魅力の半分しか味わっていないことになると思っている。

ここは「天ぷら中華そば」でお馴染みの「みやち」の脇道で海岸に続く道。
 
 

Blog527b よく見ると、奥に小さな鳥居が見える。
 
 
 
 
 
 

Blog527c 鳥居に近付いて海側から見たところ。

ちなみに、こんな細い道にもお店があるので探検する価値あり。建物の間の隙間も見逃すべからず。

Blog527d こちらは「旧・築出町(つきだしちょう)」と呼ばれていた土堂2丁目の路地。東京の築地と同じく、江戸時代に埋め立てて「海に築いて突き出した土地」だから付いた地名だったとか。「旧・築出町マップ復元の会有志」による看板に詳しく書かれている。

Blog527e こちらは商店街の山側。ビルの隙間のような道だが、立派な石畳が敷かれているから昔からのものだろう。普通こういう所は土のままかコンクリートかアスファルト舗装だ。
 
 
 

Blog527f 山陽本線をくぐるトンネルが見える。トンネルというのも変だが、「高架橋」というほど高くもないし・・でも分類は高架橋かな?

 
 
 
 

Blog527g 手前との遠近感や風景のコントラストは私の写真(の腕)では伝わりにくいのだが、細い路地から山や海が見えるこの風景は大変好きな景色だ。向こうにレンガ造りの高架橋(?)が見える。
 

 
 

Blog527h 商店街を抜けると、普通の人なら「何もないところに出た」となるのだろうが、古い町好きの人なら、引き続き楽しめる町並みが続いている。
 
 
 

Blog527i 町の東。海岸にある尾道市役所の北の路地だらけの所に入っていくと、色町の面影を残した新開の町が広がっている。

写真の右にある「村一番」は、そんな中でも特に当時の建物をそのまま使っているから一見の価値あり。入りやすい普通の店なので、夜いっぱいやりに来れば中も見られる。

まあそんな江戸の事を意識せず、単純に「昭和の町のセットみたい」という事で十分楽しめる町並みでもある。

この先に老舗のバー「暁」があるが、なんと残念ながら今は無期限休業中。ただ閉店とも書いていないので、なんとかトイレとかを直して(相当傷んでいたからなあ)再開していだだければ大変嬉しいのだが。

このあたりは現役の店が並んでいるから新しい建物もあるが、更に東の方(浄土寺の南の海辺と国道の間の路地)に行くと、もっとそのまま色町っぽい建物の造りが残っていたりするのも見ることが出来る。

だいぶ前に、そこで育ったというお年寄りに(初対面だったが)案内していただいたことがあるが「よく見ると古い」建物が結構残っていた。なぜ「よく見ると」なのかというと、表面が比較的新しく手入れされていたり、新しい設備が乗っていたりするので、意識して一軒ずつ見ないと構造的に古い木造建築だと気づかない建物もあるのだ。案内していただいて「ここも古いよ」と教えてもらったから分かったという。

ただ、そういう物も順次建て替えられていくだろうから、期限付きの風景ということになるのだろう。案内して下さったお年寄りも、私がカメラを持って歩いていたのを見つけて寄ってきて「ここも撮っておいて下さい」みたいな感じで案内して下さったのだ。消えゆく風景に興味を持った私に「記録しておきたい」という思いを託したのだろう。地元を愛すればこそだ。

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2009.06.11

尾道「渡船のある風景」展を見た

Blog526c_2 再び尾道側に戻って最初に行ったのが商店街。

西側(駅側)の口から遠くない場所にあるおのみち街かど文化館で行われていた「渡船のある風景」の写真や資料展示を見学。

やはり観光客的な目から見れば、資料よりもまず写真が面白い。相当古い尾道風景と、渡船しか渡る手段がなかった頃の尾道水道。変わっていないようで、やはり変化している渡船のデザイン。乗っている人のファッション。昔の尾道を知らなくても楽しめる展示だった。

渡船に関しては市立美術館でも歴史博物館でも良いから常設して欲しいと昔から思っている。映画や絵画と並ぶ、尾道の文化だからだ。しかも今回の資料を見ると、普段見られないのが勿体ないぐらいで、地元の若い方が見ても面白い物だと思う。世代交代しても、順送りで若い人が見て良い物のはずだ。勉強という堅苦しいものではなく、「へー、こうだったの」と楽しめるはず。

置いてあった渡船のペーパークラフトが欲しかったが、渡船の券が付いて500円で「渡船の券はいらないけどなあ」と思ってやめてしまったら、その心理を読んでくれたかのように、この展示が終了後はペーパークラフトを300円(券無し)、4種類セットで千円で売り出す模様。次回あったら買ってみたい。器用な人なら本物の写真を撮って作ってみるのも面白いだろうが。

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2009.06.08

尾道の専門店

Blog525a ミシン屋さんの店頭は作品がいっぱい
そして向こうは蒲鉾専門店 
 
 

Blog525b 傘と帽子、そして乳母車
 
 
 
 

Blog525c そんな商店街で、2人ずつ手をつないだ仲良し探検隊をみつけた

右にある「ゆ 大和湯」は、元は本当に銭湯だった建物を活かした喫茶店「ゆーゆー」

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2009.06.07

尾道・福本渡船で

Blog524a ラーメンの後はちょっとコーヒーを飲みに向島へ。福本渡船に乗る。相変わらず歩行者60円。大林映画にも、アニメ「かみちゅ!」にも盛んに登場した航路だ。

駅前渡船は桟橋が壊れて運休中で、8月頃再開の見通しだそう。

Blog524b ほかの乗り物以上に見飽きないのは、波(潮流)の影響で、行き来するたびに違った動きをするからだろうか。
 
 

Blog524c 離れていく"本土"。5分で移動できる分だけ離れるだけだが。
 
 
 
 
 
 

Blog524d 向島(むかいしま)側に到着。「かみちゅ!」の頃以上に悲惨な状態の桟橋屋根。「無い」と言っても過言でない。直すにも撤去するにもお金が掛かるわけで・・。でも落ちてきたらちょっと怖い。

Blog524f 足もとに何やら細かい魚が動いている。
 
 
 

Blog524g 小さなフグだ、カワイイなあ。
 
 
 

Blog524e 桟橋からすぐのカフェテラス檸檬の樹。軒下にツバメの巣が。

シナモンミルクティも飲みたかったけれど、暑かったのでアイスコーヒー。モーニングセットを長時間やっているので、昼過ぎでもパンで軽い食事ができる。(ほかの食事類はありません)

マスターと積もる話。尾道には2度目に来た時からすでにそうだったのだが、人に会いに来るのが目的の1つになっている。海と山の風景や古寺の風情ももちろんなのだが、色々な場所で「久しぶり」と言われるのが嬉しくて歩き回っている部分も大きい。

初めて来た91年頃に比べると、古寺めぐりコースを歩いていて話し掛けられることは少なくなった。「どこから来られました。東京から、へー遠くからよう来なさった。これからどこ行かれますか」。こんな風に話し掛けられることがざらにあった。しまなみ海道開通やYAMATOロケセットの盛り上がりで観光客が激増したときに「挨拶してたらきりがない」なんてことになったのかも知れない。挨拶を返さない人が多いから「挨拶してもつまらない」と思われたのか。

すれ違う時の挨拶は今でも時々ある。もちろんこれに応える。こちらが応えなければ、あちらも「もうやめよう」となってしまう。相手がお年寄りの場合は、こちらから「こんにちは」と言う。大抵応えてくれる。

山手の路地は道幅が狭いから、黙ってすれ違いにくい。生活道路にカメラを持って「お邪魔している」という気分も働くから、挨拶が自然と出る。

挨拶に応えない若い観光客を見ることが多いが、その表情を見ると納得する部分がある。突然知らない人に挨拶されて驚いた顔をしている。悪気があって挨拶を返さないのではなく、全く習慣にないことだから「え?なにか?」という感じになるのだ。「今の知ってる人だっけ。ここでは知らない人でも挨拶するんだな」と気づくのにちょっと時間がいる。何日かこの町にいれば、自然に挨拶するようになる若者も多いだろうと思う。私も最初は知らない人に色々話し掛けられるので驚いたのだ。

商店街を知らないおじさんと延々歩いたこともある。「この奥に神社があるんよ」「この店は古いんよ。テレビで観たことあろう」とか案内されながら。東京では起こらないウソみたいな出会いが実際にあった。

尾道でも駅周辺や海岸通りなどの広い道で知らない人に挨拶されたことはない。やはり山の中腹の住宅地の路地が多い。「尾道の人は挨拶をする」とまとめるより、挨拶が自然と出てくる場所がある、ということではないかと思う。逆に言えば、「東京の人は冷たいから挨拶もしない」のではなくて、路地でも挨拶しないのが習慣で、挨拶が必要な環境が少ないからと言える。

うちの近所でたった1か所だけ、東京の人でも挨拶を交わす道がある。物凄く狭くて譲り合わないとすれ違えない。「ごめんなさい」とか「こんにちは」とか、そこではつかの間の触れ合いがある。"無理矢理な環境"ではあるが、挨拶してみれば気持ちの良いものである。

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2009.06.04

尾道の映画館とラーメンとガメラ

Blog523a 駅から西に行ってすぐ、去年「シネマ尾道」としてリニューアル・オープンした映画館に出会う。尾道で最後の映画館の灯が消えてしまい、それでは「映画の町」としてあまりに寂しい悲しいと、若い人達が集まって勉強しながら古い映画館を改装、上映機器も揃えて始めた。6月2日付の山陽日日新聞で、森崎東監督(「男はつらいよ フーテンの寅」「時代屋の女房」「美味しんぼ」「ラブ・レター」等々)も立ち寄ったそう。その前には大林宣彦監督の新作が上映され、監督や出演者の舞台挨拶もあった。

最近はDVDで食べている(採算を取る)と言われる映画会社だが、やはり監督自身は映画館で観てもらうのが一番嬉しいに違いない。繰り返し観られるDVDという「物」を買うのと、暗闇の中で作品の世界にひたる2時間にお金を払うのとでは、やはり意味が違う。発表の場まで足を運び、消え去ることにお金を払うのは、美術館で本物の絵を鑑賞するのと似ている。全国どこでも、映画館がなくなったら、絵画を「図録」でしか見られなくなるのと同じではないだろうか。

Blog523b 映画ではなく、なぜか"美術関係"の顔出し看板が・・

某モナさんも尾道育ちだから「モナつながり」とか(?)

でも、私はちょっとアドちゃん(らしき・・)になって、"関根勤気取り"になってみたい。(関根勤さんの水森亜土ちゃんを知っている人にしか通じない) 猫には顔が入りそうもないし。。

Blog523c ここ何年か、尾道に来て最初の食事は「喰海」のラーメン。海とラーメンが同時に楽しめる贅沢。店の人が感じよくて「帰ってきた」感じがするのも大きい。フレンドリーだが馴れ馴れしいわけでもないという、私にとって居心地のいい場所。
 
 

Blog523d 安くて普通のラーメン屋さんだ。「尾道ラーメン」が全国的に有名になったからといって、東京にあるような「こだわりのラーメン専門店」みたいな雰囲気の店は尾道では見かけない。餃子とチャーハンの付いたセットとかが普通にある店。

昼時はサラリーマンが多い。インパクトより、食べ飽きないのが魅力だ。特別という感じでもないのだけれど、写真を見ているとまた食べたくなる。

醤油味で東京の人間にも馴染み深い味なのだが、確かに純粋な東京ラーメンとはスープの香りが違う。やはり魚系のダシが使われているのだろうが、「魚入ってます」みたいな味ではない。昔(今はもうない)東京に「魚臭い」尾道ラーメン(と名乗る)店があったが、そんな店は東京でも尾道でも残れない。あの店のせいで東京の人は尾道ラーメンが嫌いになったのではないかと心配だったりする。(神保町交差点から水道橋駅に向かう途中にあった)

私はもちろん、他にも好きな店が複数ある。朱華園はもちろんのこと、つたふじとか他にも。ただ個人的に行列が嫌いなのと(その30分を散歩や知人に会うことに使いたい)、海の景色に代え難い魅力があって、最近ここに来てしまうのだ。

Blog523e そして食べ終わるとガメラと遊ぶ。もう何年経っただろう。お店では天候によって日に当てたり引っ込めたり、上手に飼っているらしく、やたら人なつこくて元気だ。

Blog523f 上から覗いていたら登ってきた。映画に出てくる大人のガメラと違ってクルクル回って飛び上がったりは出来ない。
 
 
 

Blog523g よいしょよいしょ。もう少しだ頑張れ。目一杯広げている手がカワイイ。
 
 
 
 

Blog523h 到着。お疲れさん。

お祭りで買ってきたとかいう話だったが、最初はこの6分の1ほどの大きさだったそう。どこまで大きくなるんだろう。その名に恥じない大きさになるんだろうか。火炎球とかで大好きな町を破壊しないように、途中で止まってもらいたい。

じゃ、元気でね。

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2009.06.03

門司港から尾道への電車

Blog522a 門司港駅でスッとゴーできるSUGOCAを買った。東日本のSuicaと同じく、最初は2千円。

SuicaとSUGOCAとnimocaと"はやかけん"は互換性を持たせる予定とのことだが、珍しいものなのでつい・・

Blog522b 門司港駅。東京で見かけない色の電車を見ると意味もなく写真を撮ってしまうが、別に鉄に詳しいわけではない(鉄とか言うなって)。ただ、この駅の隣にある九州鉄道記念館に立ち寄る程度の興味はある。旅情をくすぐられるし、懐かしさもある。鉄道はいい。

Blog522c これに乗って小倉に。
 
 
 
 

 
 

Blog522d 小倉駅で「のぞみ」を待っていたらドクター・イエローが滑り込んできた。

「ご乗車できませんのでご注意下さい」と。知らないで乗り込んでしまったらビックリするだろう。(乗った人も、乗務員の人も) ドアは開かなかったから乗れなかったけれど。(注・線路や架線などの状態を調べる試験車です)

Blog522e 福山まで「のぞみ」の自由席。そこから山陽本線で尾道。改札を出ると海が見えるからワクワクする。この日は結構蒸し暑かった。最近エレベーターが出来て、隣のホームにもバリアフリーで行けるようになった。

Blog522f この色の電車が好きだ。東京の古めの人間なら、憧れの湘南電車を思い出す色。現在の湘南新宿ラインは、緑とオレンジの帯が入っているが、もう少し明るい緑になっていてちょっと印象が違う。

Blog522g 糸崎へ向かう電車。線路沿いの茶色のビルはホテル・アルファーワン尾道。山側に泊まると線路が見下ろせる。ただ夜中に貨物列車が通る音は完全防音というわけにはいかないから、電車好きでない人は海側か、なるべく上階に泊まることをお薦めしておく。

さて、いよいよ尾道の短期滞在が始まる。実際行ったのは5月22日だ。

いつも尾道旅行はフォトアルバムを使ってきたから、ブログでダラダラ書くのは初めて。デジカメの記録通り、歩いた順番に進むことになる。

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